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「味の素」元専務が教えてくれるイノベーションの起こし方 [1)経営・ビジネス]

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(takasuu/gettyimages)

 東京工業大学大学院を卒業後、1980年、味の素に入社。技術者として、バイオ精製工程のプロセス開発、国内から撤退の危機にあった工場の再生、アメリカ工場の立ち上げなど、一貫して現場を持ち場にしてきた五十嵐弘司さん。

 生産統括センター長を経て50歳を過ぎた08年、リーマンショックが起き、会社の時価総額はピーク時の4分の1にまで下落。危機を挽回するべく、経営企画部長に抜擢され「はぐれものチーム」を結成して、経営ビジョンの策定と実現に携わった。

 また地球を70周する距離を飛び回り、国内外の様々な企業との提携などの陣頭指揮も採るなどして、時価総額を元の水準以上に戻すことに貢献。その後、専務取締役を経て2017年に退任。

 

 

 

 


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米中対立の”最前線”台湾で多国間サイバー演習 [2)世界・軍事]

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 11月4日から8日にかけて、台湾と米国の共催により、多国間サイバー演習が行われた。台湾では2年に一回、サイバー攻撃に対する台湾の防衛力強化を目的にサイバー演習が行われているが、外国のチームが招待されたのは今回が初めてである。

(OstapenkoOlena/dvarg/bodrumsurf/iStock / Getty Images Plus)

 主催者によれば、今回の演習では、日本、マレーシア、チェコ、米国の「赤チーム」が台湾政府・軍当局と共にプレーし、台湾の金融セクターへの攻撃をシミュレートし、台湾人のみからなる「青チーム」が防衛の役割を担ったとのことである。また、その他の6カ国のサイバー関連当局者がオブザーバーとして訓練を視察した。

 台湾は中国のサイバー作戦の最前線にいる。台湾のサイバー安全保障局のハワード・ジャン事務局長によると、台湾政府のネットワークは国境外から月平均2億回スキャンされ、月に約3000万回の攻撃を受けており、その約半分は中国からのものと疑われる。2018年には、6件の深刻な侵入を含む262件の侵入があった、という。AIT(在台湾協会、事実上の米大使館)は、今回の演習について「対北朝鮮である」と言っているが、中国を対象としたものであることは明らかであろう。

 

 

 

 


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日露戦争の翌年、朝鮮半島、満州に修学旅行にでかけた高校生たち [3)日本の歴史]

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 明治39(1906)年7月19日午後4時、広島高等師範学校を中心に東京帝国大学、第一、二高等学校、学習院、大阪高等商業学校、同高等医学校などの学生を加えた総勢600人余は、広島県宇品港から小雛丸に乗り込み、朝鮮半島・満州方面への修学旅行に旅立った。

 門司を経て船が外海に出るや、「日本海の大勝を祝し兼ねて乗組員一同の健康を祝す為めに」、船体を一回転させた後、全員が甲板に出て校長の音頭で「万歳を三唱し又『君が代』を二回合唱」したという。

日露戦争の旅順攻略作戦の司令官、乃木希典陸軍大将(Photos.com/gettyimages)

 いったい明治末年の若者は、日露戦争戦勝後の満洲に何を見たのだろうか。

 7月23日午前3時に大連に上陸した後、有蓋貨車に乗り込み2時間ほどで旅順へ。

 203高地が陥落したのは明治37(1904)年12月5日だから、一行の見学は激戦から1年半ほどしか経っていない。「広瀬中佐が一片の肉塊を残して消えたりし報国丸を始め福井丸其他十二三隻の閉塞船或は船体を表はし或は檣頭を見はし港口に橫は」ったまま。「正しく死者の名残り」を痛感したことだろう。

 次に向かった奉天ではバラック小屋のような兵舎を宿舎にし、「戦時将士の艱苦思ひ遣られたり」。

 

 

 

 


タグ:日露戦争
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