- トランプ大統領の弾劾を審議する公聴会が始まる
- 避難されるもトランプは「でっち上げ」と意に介さず
- トランプへの支持率も横ばい
- 一方で、民主党候補バイデンは、ウォーレンに支持率で並ばれる
- 急進左派を避けるため、ヒラリー・クリントンを含む第三の候補擁立の声も
- 結局、トランプが弾劾される可能性は低い
〝ウクライナ疑惑〟にからんでトランプ大統領の弾劾を審議する公聴会が先週、米下院で始まった。これまでのところ、大統領弾劾に直接結びつく証言は得られていない。
公聴会は今後も続くが、この帰趨とは別に、この疑惑によって、1年足らずに迫った米大統領選の構図は大きく変わった。
疑惑の〝被害者〟である民主党最有力候補に陰りがみえ、2番手が躍進したところで、混戦を見かねた第3の有力候補が出馬の構えを見せはじめた。
大統領の支持率は自身の疑惑にもかかわらず〝低空飛行〟ながら安定、張本人よりも対立候補が打撃を被るという奇妙な展開になっている。