安倍晋三元首相を「永久顧問」に 自民議員グループ、政策実現に向けたアピール力を高める
自民党有志の保守系グループ「保守団結の会」は29日、党本部で会合を開き、参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた顧問の安倍晋三元首相を「永久顧問」にすると決めた。安倍氏の名前を残すことで、政策実現に向けたアピール力を高める狙い。同党の「産業や伝統文化等への麻の活用に関する勉強会」(会長・森山裕選対委員長)も同様の対応を決定した。
保守団結の会は同日、安倍氏が「台湾有事は日本有事だ」と警鐘を鳴らしていたことを踏まえ、台湾をめぐる日本の安全保障体制について議論した。
高鳥修一代表世話人は会合後、記者団に「安倍氏に対する尊敬の思いが強い。しっかり安倍イズムを継承する」と強調した。
また、麻の活用に関する勉強会では、安倍氏は最高顧問を務めていた。
森山氏は党本部での会合で「この勉強会は安倍氏が大変強い思いを持っていた。思いをしっかり受け継ぐ」と述べた。