ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、クリミア橋で起きた爆発に対する報復として、10月10日、首都キーウを含むウクライナ全土の複数の都市に対し、ミサイルやドローンによる爆撃を行った。
ウクライナ政府は17日、首都キーウ中心部の住宅街などがロシア軍のイラン製ドローン「シャヒド136」による攻撃を受けたと発表した。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、クリミア橋で起きた爆発に対する報復として、10月10日、首都キーウを含むウクライナ全土の複数の都市に対し、ミサイルやドローンによる爆撃を行った。
ウクライナ政府は17日、首都キーウ中心部の住宅街などがロシア軍のイラン製ドローン「シャヒド136」による攻撃を受けたと発表した。
10月16日から22日まで、中国共産党第20回大会が開催された。かねてより言われていた筋書き通り、習近平が党の指導者として3期目を務めることとなったが、中国の対外政策としては〝要塞中国〟の考え方が強く打ち出された点が注目される。〝要塞中国〟というのは、エネルギーや先端技術の対外依存を低め、金融・経済を強化し、軍事衝突にも耐える力を高めるよう、中国を再構築する方針である。
フィナンシャル・タイムズ紙は党大会が開催されている最中の10月19日に「〝要塞中国〟の習近平による支配は分水嶺の時である。彼の指導者としての再就任は国内外の脅威と戦う努力の中で行われる」との社説(“Xi Jinping’s control of fortress China is a watershed moment”)を掲載している。主要点は次の通りである。
・大会の重要性は中国の政策とその世界への向き合い方を承認することにある。これらのうち、最も重要なのは「すべての安全保障化」である。習の「包括的国家安全保障」概念は、政治、経済、文化、技術、宇宙、海外での利益を含む16の異なる分野からなる。
長野県立歴史館(長野県千曲市)で、企画展「諏訪と武田氏」が開催されている。数えで7年に1度の御柱祭(おんばしらさい)が開催された今年、「諏訪」が信州においていかに重要だったかに光を当てた。侵攻した戦国武将、甲斐・武田氏は諏訪社の再興を大義名分とし、さらに神事を通じて信濃全域の情報も収集。まさにロシアによるウクライナ侵攻が続く中、400年以上前の史料の数々も臨場感をもって見えてくる。
ウクライナ戦線でロシアの苦境が続くなか、ウラジーミル・プーチン大統領が核による威嚇を強めている。核兵器の使用を否定する一方で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の〝試し打ち〟を行うなど衣の下の鎧を隠そうともしない。ロシアは世界最大の核兵器保有国で、核魚雷搭載可能の原子力潜水艦など「終末兵器」も持つだけに、今後の戦局でさらに追い詰められた場合、何をやってくるか分からない。
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プーチン氏は27日、モスクワで開かれた内外有識者らの討論フォーラム「ワルダイ会議」で、「われわれが自分から核兵器を使うと言ったことは一度もない」と発言、ウクライナで核兵器を使う意味は「政治的にも、軍事的にもない」と強調した。
TBS系の報道番組「報道特集」への疑問や批判が続いている。今月15日の放送で、安倍晋三元首相へのデジタル献花について「デジタル献花に信者が影響?」と取り上げたため、「旧統一教会(世界平和統一家庭連合)が関係していた」という虚偽情報がネット上で拡散したのだ。同局の社長会見(26日)でも質問が出たうえ、総務省にも意見が寄せられているという。
「TBSに放送免許を出しておいていいのか」「報道特集に対して何もしないのか」
総務省情報流通行政局の担当者は27日、このような趣旨の意見が届いていると、夕刊フジの取材に明らかにした。同省には放送直後にも、番組内容の真偽を尋ねる問い合わせがあったという。
(平井 敏晴:韓国・漢陽女子大学助教授)
韓国人は日本経済を心配している。特にこの頃は「日本は本当にこのままで大丈夫なんですか」と、真剣な眼差しで語りかけてくるのだ。
ついこの前までは、韓国ウォンに対する円安だった。その時は、韓国人と話をすると「日本円は弱くなりましたね。困ったものです。何とかならないんですか」と、よく叱られたものだ。まったく苦笑を禁じ得ない。円安で彼らがどれだけ損をしているのか知らないが、日本経済を動かす神の手になどなれはしない。「あなたも困っているでしょう」と同情を見せる人もいるが、私は投機などには手を出さない根っからの人文学系の学者なのだから、そんなご心配は大きなお世話だと心の中で切り捨てていた。
中世・ルネサンス期には、活版印刷の発明によって、情報革命ともいうべき現象が生じた。この時代には世の中のあらゆる知識や事象が文字に記され、ヨーロッパ中に広まったのである。
このような情報革命の時代にあって、ヨーロッパ各国は国として情報をコントロールしようと苦心していた。その代表はイタリアのベネチア共和国であり、その秘密主義や先進的なインテリジェンスの運用もあって、1000年以上もの命脈を保つことができた。
ベネチアは軽武装の商業国家であったため、軍事的には東のオスマン帝国やヨーロッパ諸国からの脅威に常に晒されており、このような国家が生き残るためには、対外情報収集と秘密保全、暗号解読という能力に頼るところが大きかったのである。