ルポライターの安田峰俊氏が台湾で出会った、尖閣海域に突入する漁民たち。彼らは一体どんな人々か。日本の漁業就業者とどう違うのか?
日本の「国境の産業」である漁業が危機的状況に置かれている。就業者数、水揚げ量は縮小の一途をたどり、東シナ海では中国と台湾の勢力拡大の前に今や駆逐される寸前だ。
『東シナ海 漁民たちの国境紛争』(角川新書)の著者で漁業経済学者の佐々木貴文・北海道大大学院准教授は、「日本の漁業は荒療治をしない限りは救われない」と警鐘を鳴らす。安田氏が佐々木氏に、東シナ海で瀬戸際に立つ日本漁業のリアルな現状を聞いた。(JBpress)
【皇室ウイークリー】(733)両陛下、感染症の世界史お聞きに 秋篠宮さま、済生会式典でお言葉 [2)皇室・ニュース]
【皇室ウイークリー】(733)両陛下、感染症の世界史お聞きに 秋篠宮さま、済生会式典でお言葉
天皇、皇后両陛下は2月28日、皇居・御所に長崎大熱帯医学研究所の山本太郎教授を招き、新型コロナウイルスの感染拡大に関連して世界の感染症の歴史について説明を受けられた。
山本教授は、ペストの流行による人口減少が中世ヨーロッパに社会構造の変化をもたらし、近代の到来を早めたとされることなど、歴史的に感染症が社会に与えた影響について解説。山本教授によると、天皇陛下は気候変動や環境問題と感染症の関連性に、皇后さまはアフリカなどでの感染症対策にそれぞれ関心を持ち、メモを取りながら熱心に聞き入られていたという。
芸妓の夢再び ミナミ唯一のお茶屋が守る粋 [2)伝統・文化]
芸妓の夢再び ミナミ唯一のお茶屋が守る粋
かつて国内有数の花街として知られた大阪・南地(なんち=ミナミ)。唯一残るお茶屋「たに川」で今年1月、2年ぶりに芸妓(げいこ)が誕生した。新型コロナウイルス禍で宴席は減り、花街も大きな影響を受けている。20年ほど前から店の経営に携わる主人の谷川恵(めぐむ)さん(48)は厳しいときだからこそ、自前の芸妓の育成が華やかな花街の文化を守ることにつながると信じ、芸妓を志す女性の夢を支え続ける。
インスタでつながる
晴れやかな黒紋付きに身を包んだ芸妓の美与鶴(みよづる)さん(22)。お披露目会の席で自己紹介の後、長唄「松の緑」に合わせて踊りを披露すると、場は一気に華やいだ。
【日本の解き方】日本のエネルギー自給率向上へ 再生可能と原子力を高めるしかない 小型原子炉で「地産地消」も可能に [◆論 評◆]
【日本の解き方】日本のエネルギー自給率向上へ 再生可能と原子力を高めるしかない 小型原子炉で「地産地消」も可能に
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、エネルギーを特定の国に依存するリスクが浮き彫りになった。日本はどのようなエネルギー政策が求められるのか。
まず、筆者の原子力発電に対するスタンスからはじめたい。しばしば誤解されるが、そもそも筆者は原理主義的な脱原発論者ではない。市場原理の経済問題として扱うので、原発の維持コストが高ければ、自然とフェードアウトするというのがこれまでの主張だ。つまり原発問題をイデオロギーとして考えず、コスト・技術進歩も考えながら現実的な対応をすべきだとしてきた。
蓮舫議員、長男が元自民議員と養子縁組 夫、母、子供まで離れ“家族崩壊”も [❷政 治]
蓮舫議員、長男が元自民議員と養子縁組 夫、母、子供まで離れ“家族崩壊”も
まさに「溺愛」だった。母親は、アイドルの息子のライブでペンライトを振り、ドラマの撮影現場にまで押しかけた。「子供は私のすべて」と公言して憚らず、テレビで何度も母子密着をアピールした。だが、息子が選んだのは、「母親と親子の縁を切ること」だった──。
2004年に当時の民主党から参院選に出馬して当選し、数少ない女性議員として脚光を浴びてきた蓮舫参議院議員(54才)。彼女は1997年に双子を出産しており、双子の姉とともにたっぷり愛情を注がれて育ったのが長男の村田琳(24才)だ。