台湾の漁港、蘇澳港(2016年3月、安田峰俊氏撮影)

 ルポライターの安田峰俊氏が台湾で出会った、尖閣海域に突入する漁民たち。彼らは一体どんな人々か。日本の漁業就業者とどう違うのか?
 日本の「国境の産業」である漁業が危機的状況に置かれている。就業者数、水揚げ量は縮小の一途をたどり、東シナ海では中国と台湾の勢力拡大の前に今や駆逐される寸前だ。
東シナ海 漁民たちの国境紛争』(角川新書)の著者で漁業経済学者の佐々木貴文・北海道大大学院准教授は、「日本の漁業は荒療治をしない限りは救われない」と警鐘を鳴らす。安田氏が佐々木氏に、東シナ海で瀬戸際に立つ日本漁業のリアルな現状を聞いた。(JBpress)

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