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【野口裕之の軍事情勢】朝鮮人民軍恐れおののく航空艦砲連絡中隊 韓国に英雄少ない「自殺行為」とは?  [2)世界・軍事]

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野口裕之の軍事情勢】朝鮮人民軍恐れおののく航空艦砲連絡中隊 韓国に英雄少ない「自殺行為」とは? 

陸上自衛隊による国内最大の実弾演習「富士総合火力演習」=平成28年8月27日、静岡県・東富士演習場(尾崎修二撮影)

 

 米海兵隊には《航空艦砲連絡中隊=アングリコ=ANGLICO=Air-Naval Gunfire Liaison Company》と呼ばれる、北朝鮮・朝鮮人民軍が恐れおののく部隊が存在する。部隊自体の火力・戦闘力は極めて小さいものの、陸海空軍&海兵隊といった軍種を超えて火力の命中率を最大値へと導く「眼力」を備えた部隊だ。米軍はイラクやアフガニスタンでもANGLICOを有効活用し、戦果を上げている。

 朝鮮戦争(1950~53年休戦)再開をにらみ、米海兵隊は韓国海軍隷下の海兵隊との米韓合同軍事演習でもANGLICOを投入している。といっても2014年頃以降の話で、今後も演習実績を積み重ねる必要がある。

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明治人の世界への発信力を見習おう 1月1日

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【産経抄】明治人の世界への発信力を見習おう 1月1日

 「オイ胃吉さん、お目出度う」「ヤアこれは腸蔵さん、去年中はお世話さまでしたね。また相変りませずか、アハハ」。明治36(1903)年の正月、「報知新聞」を開いた読者は、面食らったことだろう。

 ▼連載の始まった小説の冒頭は、腹の中の胃と腸による新年のあいさつである。大食漢の文学士を主人公とする『食道楽』には、630種の料理が登場して、作り方まで解説している。単行本が出版されると、空前のベストセラーとなった。

 ▼作者については、ほとんど忘れ去られていた。その生涯が見直されたのは、黒岩比佐子さんによる評伝『「食道楽」の人 村井弦斎』のおかげである。漢学者の家に生まれた弦斎は、東京外国語学校でロシア語を学び、1年間の米国留学も経験している。

 ▼日露戦争が始まると、英文小説『HANA』を刊行した。花子という娘をヒロインとして、現実の戦争と同時進行していく。黒岩さんによると、花子の父親が米国人の若者に「武士道」について語る場面がある。弦斎の目的は、海外の世論に働きかけることだった。日露戦争は正義の戦いであり、日本は人道国家である、と。当時20以上の海外の新聞雑誌に書評が掲載されたそうだ。

 ▼『武士道』といえば、新渡戸稲造が日本人の道徳観を世界に紹介するために書いた著書として、あまりにも有名である。明治33年に米国で出版され、世界的なベストセラーとなった。日露戦争の講和条約を斡旋(あっせん)したセオドア・ルーズベルト米大統領も、愛読者だった。

 ▼北朝鮮による核・ミサイル危機。中国、韓国との歴史戦。日本の国柄がますます試される年になりそうだ。明治150年を迎える年でもある。当時の知識人の海外への発信力をまず見習いたい。


タグ:産経抄
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【田村秀男の日曜経済講座】大甘の「一帯一路」参加論 死のロードに巻き込まれるな [ 2>「経済解説」]

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田村秀男の日曜経済講座】大甘の「一帯一路」参加論 死のロードに巻き込まれるな

 政財界・メディアでは中国の習近平国家主席が推進する広域経済圏構想「一帯一路」への参加熱が再燃している。北京も盛んに甘い声で誘ってくるが、ちょっと待てよ。その正体は「死のロード」ではないのか。 

 一帯一路は2014年11月に習氏が提唱した。ユーラシア大陸、東・南アジア、中東、東アフリカ、欧州の陸海のインフラ網を整備し、北京など中国の主要都市と結ぶ壮大な計画だ。中国主導で現地のプロジェクトを推進する。資金面でも中国が中心となって、基金や国際金融機関「アジアインフラ投資銀行(AIIB)」を15年12月に北京に設立済みだ。

 一帯一路とAIIBにはアジア、中東、ロシアを含む欧州などの多くの国が参加しているが、先進国のうち日本と米国は慎重姿勢で臨んできた。国内では「バスに乗り遅れるな」とばかり、産業界、や与党、日本経済新聞や朝日新聞といったメディアの多くが積極参加を安倍晋三政権に求めてきた。安倍首相もAIIBには懐疑的だが、一帯一路については最近一転して、「大いに協力する」と表明するようになった。

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タグ:田村秀男
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