【西論】日本の命運かかった選挙、真の国士よ出よ-北朝鮮危機乗り越え「半人前国家」から脱却を 論説委員・河村直哉 [1)憂 国]
突然の野党再編で、混乱が際立つ中での選挙戦となった。
しかし何より、この国の命運がかかった選挙であることを、候補者も有権者も、改めて肝に銘じたい。
国の政治の目的とは何か。この国を保ち、よりよくしていくことにほかなるまい。
今、日本は、戦後最大といってよい危機のさなかにある。いうまでもなく北朝鮮危機である。
この危機にいかに備え、乗り越える道を示せるか。この点が最大の争点とされるべきだ。
そもそも今の法体系と自衛隊の制度、装備で、この国を守りきれるだろうか。
現憲法が要請するとされる専守防衛の立場は、敵基地攻撃能力という抑止力を日本が持つことを妨げている。すなわち日本の自衛力は十全ではない。こうした点をこそ中心に、憲法改正を堂々と論じてほしい。
脅威をあおる必要はない。しかし北朝鮮有事の可能性も、現実にあり得るものとして念頭に置いておかねばならない。
【朝鮮半島情勢】マティス国防長官、陸軍将兵に「大統領の軍事的選択に備えよ」「将来は誰も分からない…」 [2)世界・軍事]
【朝鮮半島情勢】マティス国防長官、陸軍将兵に「大統領の軍事的選択に備えよ」「将来は誰も分からない…」
【ワシントン=黒瀬悦成】マティス米国防長官は9日、ワシントン市内で開かれた米陸軍協会の年次大会で陸軍将兵らを前に講演し、北朝鮮情勢に関し、外交や経済圧力による解決に失敗した場合は「大統領が軍事的選択肢を必要とした場合に確実に実行できるよう準備を整えておかなくてはならない」と述べた。
マティス氏は、現在は北朝鮮に核保有をあきらめさせるため、「外交主導の経済制裁」の取り組みを強化しているものの、「将来は誰にも分からない」と指摘。「米陸軍としてできることをやろう」と語り、有事に備えるよう訴えた。
マティス氏は一方で「国連安全保障理事会が2回も全会一致で北朝鮮への制裁決議を採択したことがこれまでにあっただろうか。国際社会は声を上げている」と指摘し、現時点では外交的解決に力点が置かれていることを強調した。
一方、トランプ米大統領は9日、ツイッターで「わが国は北朝鮮への対応で25年間も失敗してきた。何十億ドルも与えるばかりで何も得られなかった。政策は機能しなかった」と述べ、歴代政権の対北朝鮮政策を改めて批判した。
【北朝鮮情勢】「元帥様さえいらっしゃればおかゆ食べて暮らしても問題ない」 北朝鮮10日に党創建記念日 日米韓は挑発警戒
【北朝鮮情勢】「元帥様さえいらっしゃればおかゆ食べて暮らしても問題ない」 北朝鮮10日に党創建記念日 日米韓は挑発警戒
北朝鮮は10日、朝鮮労働党創建記念日を迎える。今年は72周年で5年ごとの節目には当たらず、大規模な祝賀行事などは予告されていない。日米韓の防衛当局は北朝鮮が同日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験などの挑発行為に踏み切る可能性もあるとみて、警戒を強めている。
金正恩党委員長は9月21日付で自ら発表した声明で、北朝鮮を「完全に破壊する」と警告したトランプ米大統領の国連演説を非難し「史上最高の超強硬対応措置」の断行を考慮すると表明。今月訪朝したロシア下院議員は6日、北朝鮮が近く米国西海岸に届く長距離ミサイルの発射実験を計画していると述べた。
主婦金正玉さん(44)は「(制裁で)生活が厳しくなったとは思わない。元帥様(金正恩氏)さえいらっしゃればおかゆを食べて暮らしても問題ない」と話した。(共同)
【北ミサイル】北、近く高性能ICBMの発射計画 米の「完全破壊」演説を「宣戦布告」と捉え 露議員に説明 [2)世界・軍事]
【北ミサイル】北、近く高性能ICBMの発射計画 米の「完全破壊」演説を「宣戦布告」と捉え 露議員に説明
訪朝を終えたロシア下院のモロゾフ議員は9日、北朝鮮が近く発射実験を計画するミサイルは過去に発射されたものと同型だが、エンジンの推進力を強化し、到達距離などの性能を高めた大陸間弾道ミサイル(ICBM)だと述べた。共同通信の電話取材に答えた。
2~6日まで平壌を訪れたモロゾフ氏は北朝鮮の最高人民会議の金永南常任委員長らと会談。金氏が発射予定のミサイルの型や到達距離などの詳細を伝え、計算式を示し米西海岸に到達できると説明した。北朝鮮側はトランプ米大統領が9月の国連総会演説で北朝鮮を「完全破壊」する可能性について警告したことを「宣戦布告」と受け止め、報復として新たに改良したミサイルの発射実験を準備していると明かしたという。実験時期は「『近く』との説明を受けたが、具体的な期限は示されなかった」と指摘した。(共同)
【衆院選】「イヤホン大丈夫?」 安倍晋三首相が“因縁”のTBSキャスターに反撃? [◆マスコミ]
【衆院選】「イヤホン大丈夫?」 安倍晋三首相が“因縁”のTBSキャスターに反撃?
安倍晋三首相(自民党総裁)は9日夜、TBSの報道番組「NEWS23」で行われた衆院選に向けた党首討論の収録で、学校法人「加計学園」(岡山市)の問題について質問していた番組進行役の星浩キャスターに対し「イヤホンちょっと、大丈夫ですか?」と声をかけた。
首相は衆院の解散を表明した9月25日夜も同番組に出演した。首相が消費税の使途について説明していた際に、突然「2人でもりかけ!」という男性の声がテレビから流れた。星氏のイヤホンが外れている状況で番組ディレクターが指示した声をマイクが拾ったとみられ、その後、星氏の質問は学校法人「森友学園」(大阪市)や加計学園の問題に移った。
今回の首相の発言は、このときのことが念頭にあったものとみられる。星氏は首相の発言を笑って受け流し、質問を続けた。
>安倍総理生出演TBSの「NEWS23 」大失態! 偏向報道を指摘!
【古典個展】政治家の醜聞なぜ受ける? 日本に今も生きる「高潔な理想的政治家像」 大阪大名誉教授・加地伸行
【古典個展】政治家の醜聞なぜ受ける? 日本に今も生きる「高潔な理想的政治家像」 大阪大名誉教授・加地伸行
総選挙がはじまる。野党は叫んでいる。大義なき解散、森友・加計問題隠し…と。
それ、本気で言っているのか。まともな野党であれば、前向きにこう言うべきである。解散は、望むところ、勝負、と。
にもかかわらず、大義がないの、隠しているの、それらは一般論であり、エラー探しであり、うじうじと粗探(あらさが)し。つまりは消極的で後ろ向き。そんな態度ではなくて、北朝鮮に対してどうするのか、政府以上の積極的かつ具体的な案、例えば朝鮮総連(在日本朝鮮人総連合会)ならびにその関連企業に対する圧力方法等(など)を提示すべきではないのか。
一方、メディアの多くは、元自民、民進女性議員のスキャンダルを面白(おもしろ)おかしく番組に取り上げている。それがまた受けている。人の不幸は蜜の味とは、よくぞ言ったものである。