【西論】日本の命運かかった選挙、真の国士よ出よ-北朝鮮危機乗り越え「半人前国家」から脱却を 論説委員・河村直哉 [1)憂国]
突然の野党再編で、混乱が際立つ中での選挙戦となった。
しかし何より、この国の命運がかかった選挙であることを、候補者も有権者も、改めて肝に銘じたい。
国の政治の目的とは何か。この国を保ち、よりよくしていくことにほかなるまい。
今、日本は、戦後最大といってよい危機のさなかにある。いうまでもなく北朝鮮危機である。
この危機にいかに備え、乗り越える道を示せるか。この点が最大の争点とされるべきだ。
そもそも今の法体系と自衛隊の制度、装備で、この国を守りきれるだろうか。
現憲法が要請するとされる専守防衛の立場は、敵基地攻撃能力という抑止力を日本が持つことを妨げている。すなわち日本の自衛力は十全ではない。こうした点をこそ中心に、憲法改正を堂々と論じてほしい。
脅威をあおる必要はない。しかし北朝鮮有事の可能性も、現実にあり得るものとして念頭に置いておかねばならない。
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