【世界は今… #77】ラスベガス銃乱射事件の隠された謎 / メキシコ地震のその後・来年の大統領選とNAFTA / イタリア北部で行われた州民投票 他 / 世界の変わった定番料理[桜H29/10/26] [◆【桜ワールドネットワーク】]
【中国共産党 宿命の権力闘争史】林彪事件に巻き込まれた人々 軍人数十万人を取り調べ「軍の有史以来、最大規模の粛正」
林彪は劉少奇の失脚後に頭角を現し1969年、毛の後継者に指名された。党規約には「毛沢東同志の最も親密な戦友であり後継者」とまで書かれた。だが、わずか2年後の71年、毛に権力奪取の意図を疑われて空軍機で逃亡。ソ連国境付近で引き返してモンゴル人民共和国(当時)の草地に着陸して失敗し、妻や息子とともに死亡した。遺骨は中国に戻っていない。
事件後、「571工程紀要」と呼ばれる暗殺・クーデター計画が公表され、空軍高官の息子が主導したとされた。関与した空軍幹部3人もヘリで逃亡を試みたが阻止され、うち2人が拳銃で自殺した。
【北朝鮮情勢】太平洋上空での水爆実験警告「額面通り受け止めろ」 北朝鮮高官、米TVに語る [2)世界・軍事]
【北朝鮮情勢】太平洋上空での水爆実験警告「額面通り受け止めろ」 北朝鮮高官、米TVに語る
【ワシントン=黒瀬悦成】米CNNテレビは25日、北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が9月に太平洋上空の大気圏内での水爆実験の実施を警告したことに関し、北朝鮮高官がCNNとのインタビューで、李氏の発言を「額面通り受け止めるべきだ」と述べたと伝えた。
CNNによると、インタビューは平壌市内で行われ、リ・ヨンピと名乗る高官がCNN記者の質問に答えた。高官は「李外相はわれらが最高指導者(金正恩=キム・ジョンウン=朝鮮労働党委員長)の考えを十分に承知している」とし、北朝鮮が実際に「水爆実験」に踏み切る意思があることを強調した。
【実録 韓国のかたち】第二部(7)巨大左派団体に戦争を仕掛けた朴槿恵 傘下にマスコミ、教員労組、73万人組合員…
【実録 韓国のかたち】第二部(7)巨大左派団体に戦争を仕掛けた朴槿恵 傘下にマスコミ、教員労組、73万人組合員…
韓国をむしばむ「がんのような存在」
内乱を扇動した極左政党、統合進歩党(統進党)議員、李石基(イ・ソクキ)に対する逮捕同意案には野党の重鎮であった文在寅(ムン・ジェイン)を含む国会議員のほぼ1割が反対または棄権に回った。
統進党代表、李正姫(イ・ジョンヒ)は抗議の断食を始めたが、朴槿恵(パク・クネ)は「従北」勢力を「大韓民国をむしばむがんのような存在。早く取りのぞく必要がある」と断固とした姿勢を示し、統進党の解散請求にも署名した。
「統進党の綱領は、党内の核心勢力、RO(地下革命組織)が内乱陰謀を企てたことからもわかるように北韓(北朝鮮)の対南革命戦略を追従するもの、すなわち“従北″姿勢が明確になったから」というのが主な理由だった。
子規が愛した神の食べ物 10月26日
【産経抄】子規が愛した神の食べ物 10月26日
正岡子規は酒を飲まなかった。旅行に出かけても費用がかからないはずだが、そうはいかない。時々茶店で、好物の果物を楽しむからだ。なにしろ大食漢である。「大きな梨ならば六つか七つ、樽(たる)柿ならば七つか八つ、蜜柑(みかん)ならば十五か二十位食うのが常習であった」と随筆に書いている。
▼明治28年の秋に奈良を訪れたときも、宿屋で夕食をすましてから、柿を所望した。皮をむいてくれるのは、「梅の精霊」のような美しい下女である。みとれながら食べていると、ボーンと釣り鐘の音が聞こえた。どこの鐘だと聞くと、彼女は障子を開けて東大寺を見せてくれた。
▼「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」。あまりにも有名な句は、このとき着想を得た、との説もある。とはいえやはり、子規が法隆寺の門前で、柿をかじりながら詠んだと思いたい。本日は「柿の日」である。子規が奈良入りした日にちなんで、全国果樹研究連合会のカキ部会が、平成17年に制定した。
▼柿は奈良時代に中国から渡来したとみられる。日本の土地柄に合っていたのか、全国で栽培が広がり、品種改良が進んだ。学名は、「ディオスピロス(神の食べ物)・カキ」である。江戸時代に来日したスウェーデンの植物学者ツンベルクが、美味と栄養価の高さに驚いて名付け、ヨーロッパに広めた。
▼現在でも「カキ」は、世界で通用する。子規は寝たきりになってからも、34歳で亡くなるまで、柿を食べ続けた。当時は日本全体の果物の生産量の3分の1を占めていたという。
▼最近人気では他の果物に押されがちだが、秋の味覚の代表であることには変わりない。サンマや秋サケ、戻りガツオなど魚介類の不漁が伝えられるなか、例年通り味わえるのが、何よりありがたい。