最近、韓国のドラマがネットフリックスやディズニープラスというグローバルプラットフォームに乗ってグローバルコンテンツとなりつつある。
そんな中、最近始まった韓国ドラマが国内で物議を醸している。
ドラマが出る前にシノプシスが出た段階で、すでに抗議の嵐だというので、興味が湧いた。
問題のドラマ『スノードロップ(原題:雪降花)』は、1987年ソウルを背景にした時代に逆行する切ない愛の物語だ。
2022年の岸田文雄政権は、波乱含みになりそうだ。米国と中国の双方にいい顔をする「二股外交」に傾斜して、米国の信頼を失いつつあるように見える。このままなら、政権の根幹が揺らぐ。
岸田政権の対中傾斜姿勢は、北京冬季五輪の「外交的ボイコット」問題に象徴されている。米国の21年12月6日の表明を受け、すぐ英国やオーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどが同調したなか、岸田政権は同月24日になって、やっと「政府代表の派遣見送り」を表明した。
英国で同11、12の両日に開かれたG7(先進7カ国)外相会合は「絶好の機会」だったのに、それも見送った。
2021年を振り返ると、東京都などで年初から9月まで大半の期間で新型コロナウイルスの緊急事態宣言や蔓延(まんえん)防止等重点措置が発令されていた。その間、東京五輪・パラリンピックは無観客で開催され、ワクチン接種は急速に進んだ。この1年について日本は何を教訓とすべきだろうか。
菅義偉前政権は「ワクチン一本足」と言われたが、結果として正しかった。
筆者は、「ワクチン接種1日100万本」を無理のない計画だと話していたが、多くのマスコミは当初、できっこないと頭から否定していた。
(福島 香織:ジャーナリスト)
中国国防大学の元政治委員で解放軍きっての理論家、しかも中共元老、元国家主席の李先念の娘婿という紅二代(共産党の元高級幹部の子弟)のサラブレッドでもある劉亜洲(りゅうあしゅう)上将が逮捕された、という噂がネットを駆け巡っている。
いわゆるゴシップ情報であり今すぐに確認が取れるものではないのだが、2022年秋に予定される第20回党大会前のこのタイミングでは、見過ごせない話である。その信ぴょう性や背景について考えたい。
(北村 淳:軍事社会学者)
日本では新型コロナウイルス・オミクロン変異株により第6波感染拡大が危惧されているが、アメリカでは11月の感謝祭後からオミクロン変異株の流行が始まり、クリスマス休暇という感染拡大を後押しする時期と重なって、再び爆発的感染拡大の様相を呈している。
これまで2年近くのパンデミックを通して、アメリカ国内では最も効果的に感染拡大を抑え込んできたハワイ州でも、今回は他州同様に感染が急拡大しており、ホノルルでは連日1500人前後の新規感染者が確認されている。
(英フィナンシャル・タイムズ紙 2021年12月24日付)
今月に入って新たな新型コロナウイルス規制が敷かれるなか、何百万もの欧米世帯が動画配信サービスに釘付けになってホリデーシーズンを過ごすと考えて間違いないだろう。
また、多くの人がネットフリックスで爆発的なヒットとなっている韓国発の暴力的なディストピアファンタジー番組「イカゲーム」を視聴するというのも妥当な予測だ。
ここまでは取るに足りない話だと思われるかもしれない。
だが、この番組視聴の選択に埋め込まれているのは、変わりゆくグローバル化の性質の象徴だ。