【ニュースの核心】プーチン大統領、チェルノブイリ制圧〝核恫喝〟か 歯止めにならない「戦意なき経済制裁」の教訓 日米、中国・北朝鮮に抑止力で意思を示せ [2)世界・軍事]
【ニュースの核心】プーチン大統領、チェルノブイリ制圧〝核恫喝〟か 歯止めにならない「戦意なき経済制裁」の教訓 日米、中国・北朝鮮に抑止力で意思を示せ
日本が学ぶべき教訓とは
ロシア軍のウクライナ侵攻は25日も継続している。米国防総省やウクライナ政府によると、ロシア軍は多方向から侵入し、首都キエフや各地の軍事施設を160発以上のミサイルで空爆した。ウクライナ軍兵士40人以上が死亡し、一般市民にも死傷者が出ているとの情報がある。国際秩序を破壊する許しがたい暴挙である。ロシア軍はチェルノブイリ原発を制圧し、キエフ陥落が近いとの報道もある。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「核保有国」であることを強調して恫喝(どうかつ)する。ジョー・バイデン米大統領は「プーチンは侵略者だ」と批判し、西側諸国とともに追加制裁を発表した。ジャーナリストの長谷川幸洋氏は「日本が学ぶべき教訓」に迫った。
林外相、メモ見て駐日ロシア大使に抗議 「日本の弱腰姿勢だけが目立ち…他国なら即刻更迭」と識者 [❷政 治]
林外相、メモ見て駐日ロシア大使に抗議 「日本の弱腰姿勢だけが目立ち…他国なら即刻更迭」と識者
林芳正外相は24日、外務省にミハイル・ガルージン駐日ロシア大使を呼び出し、ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議した。ただ、その映像を見た専門家から、疑問の声が噴出している。
「今回の侵攻を強く非難する」「ロシアが行ったことは明らかに国際法違反で、断じて認めることはできない」
林氏はこう語り、ロシア軍撤収と、現地の日本人の安全確保を求めた。
【軍事のツボ】特別版 ウクライナ情勢にみる〝デジャブ〟と戦争の行方 ロシア軍の無人機、電子戦の活用方法は要検証 [2)世界・軍事]
【軍事のツボ】特別版 ウクライナ情勢にみる〝デジャブ〟と戦争の行方 ロシア軍の無人機、電子戦の活用方法は要検証
ロシア軍がついにウクライナに侵攻した。演習名目で国境付近に大規模な部隊を集結させたうえで、機を伺って侵攻する手法は1941年7月に日本陸軍が満州で行った「関東軍特種演習(関特演=かんとくえん)」を思い起こさせる。ただ、関特演は対ソ戦をにらんでいたものの、開戦には至らなかったことが単なるデジャブではない点だ。とはいえ関特演は日本の南方進出に結びつき、大東亜戦争に至っている。「歴史は繰り返す」というが、ロシアのウクライナ侵攻は大規模な戦争に発展していくのか。またロシア軍が21世紀の戦争でどのような戦い方をするのか、わが国にとって対岸の火事ではない。 ロシアは2月21日にウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認し、24日にウクライナに侵攻を開始した。ロシア軍はすでに臨戦態勢にあったにも関わらず、中国との関係を考え同20日の北京冬季五輪閉幕を待っていたと考えられる。
【有本香の以読制毒】「オレもいける」と習近平氏も思った? ウクライナ非常事態宣言 迫力不足の西側制裁、大量外貨準備済みの露 日本は〝プーチン氏の代弁者〟に [2)世界・軍事]
【有本香の以読制毒】「オレもいける」と習近平氏も思った? ウクライナ非常事態宣言 迫力不足の西側制裁、大量外貨準備済みの露 日本は〝プーチン氏の代弁者〟に
北京で冬季五輪が閉幕した翌21日、世界が一気に緊張に包まれた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナ東部の親ロシア勢力が自称する「ドネツク人民共和国」「ルガンスク人民共和国」の〝独立〟なるものを承認し、両地域へ「平和維持」の目的でロシア軍を派遣すると命じたからである。
米国のジョー・バイデン大統領は、ロシアによる〝独立承認〟を「国際法への明白な違反」と非難。西側諸国が続々とロシアへの経済制裁を発表したが、何とも迫力不足だ。ロシア側はこの事態に備え、すでに「大量の外貨を準備済み」ともいわれている。日本時間の23日午前にも、バイデン氏は新たな制裁発動を表明したが、残念ながら「後の祭り」感だけが強い。