(古森 義久:日本戦略研究フォーラム顧問、産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)
アメリカのCNNテレビが崩壊とも評されるほどの衰退をみせている。看板キャスターが不当な情報活動を理由に解雇されたのに続き、今度は社長が社内での男女関係秘匿を理由に辞任した。しかも視聴者数は1年前の10分の1にまで急落したという。
「桃の節句」(3月3日)を前に、人形供養で知られる淡嶋神社(和歌山市加太)では、全国から集まったひな人形約5千体が本殿にずらりと並んでいる。3月27日まで公開される予定。
江戸時代、紀州徳川家では姫が生まれると、一対のひな人形を淡嶋神社に奉納していた。この故事にちなみ、全国から古くなったひな人形が寄せられるようになったという。
今年も3月3日には、供養を終えた人形の一部を白木造りの舟に乗せ、海へ流す伝統神事「ひな流し」を予定している。新型コロナウイルス感染対策として、女性らが神社から桟橋まで人形を乗せた舟を担いで歩く「雛(ひな)舟の渡御」の部分は中止となる。
前田智子宮司は「(ひな流しの当日は)穏やかな日が迎えられるように。あわせて今年も祝詞(のりと)には人形への感謝、皆さまの幸せとともに、新型コロナの疫病退散の願いを含めます」と話している。
京都五花街の一つ、宮川町の春恒例の舞踊公演「京おどり」(4月2~13日)の衣装合わせが17日、京都府立文化芸術会館(京都市上京区)で行われ、春を先取りする華やかな衣装に身を包んだ芸舞妓(げいまいこ)が、プログラム用の写真撮影に臨んだ。
公演には芸舞妓計47人が出演。演目は源氏物語を題材にした「千年の都 紫草紙(むらさきそうし)」全7景で、総踊り「宮川音頭」でフィナーレを迎える。例年は歌舞練場(東山区)で開催するが、建て替え工事のため、府立文化芸術会館で行う。
4回目の参加となる舞妓、とし七菜(なな)さん(20)は「コロナ禍で落ち込みがちな世の中だけど、踊りを見て明るい気持ちになってくれたら嬉しおす」と話した。1日2回公演。チケットは5500円で、3月上旬から販売する。問い合わせは宮川町歌舞会(075・561・1151)。
(古森 義久:日本戦略研究フォーラム顧問、産経新聞ワシントン駐在客員特派員、麗澤大学特別教授)
アメリカのCNNテレビが崩壊とも評されるほどの衰退をみせている。看板キャスターが不当な情報活動を理由に解雇されたのに続き、今度は社長が社内での男女関係秘匿を理由に辞任した。しかも視聴者数は1年前の10分の1にまで急落したという。
岸田文雄首相が2月17日、1カ月半ぶりに記者会見を開いた。昨年8月26日、岸田首相は自民党総裁選への出馬表明記者会見で「国民の協力や納得を得るための言葉が大切だ」と力説し、その後も「丁寧に説明する」と口癖のように繰り返してきたが、その「有言“不実行”」ぶりには驚くしかない。
さて、官僚が書いた答弁を菅義偉前首相よりもうまく読むだけで高い内閣支持率を維持し、世論から好感を持たれてきた岸田首相もさすがに危なくなってきたようだ。政権崩壊の予兆がある。
(乃至 政彦:歴史家)
一般的に儀礼の行列から発展したと考えられている「大名行列」。この行列の編成様式に注目した歴史家・乃至政彦氏は、その起源は上杉謙信が武田信玄に大勝した「川中島合戦」の軍隊配置にあったと解く。平安時代の天皇の行幸から、織田信長、明智光秀、伊達政宗ら戦国時代の陣立書、徳川時代の大名行列や参勤交代の行列まで、「武士の行列」を大解剖した乃至氏の書籍「戦う大名行列」の発売(電子&web版のみ)を記念し、序章を3回に分けて公開する(JBpress)。
徳川幕府は中世以来打ち続く国内の紛争を克服し、武家社会による⻑期の安定政権を築いた。被⽀配層の百姓万民は天下泰平を享受するかわりに、唯⼀武⼒を有する武⼠層を上位権⼒として認め、⾝分の違いを受け⼊れ、かつ公的に敬意を表する必要があった。
中国には、自国開催の「平和の祭典」はまったく関係ないようだ。
防衛省統合幕僚監部は16日、中国のY―9情報収集機1機が同日、沖縄本島と宮古島の間を抜け、東シナ海から太平洋を往復したと発表した。15日にも、同じ機体が同様のルートを飛行。今週に入り、中国海軍ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦が太平洋へ移動するのも確認している。同省は、中国の動向を警戒している。
防衛省によると、情報収集機には、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応した。駆逐艦は14日夜、宮古島の北北西約440キロで確認し、その後、太平洋に入った。海上自衛隊のP3C哨戒機や護衛艦「まきなみ」が監視に当たった。