ロシア軍は、2月24日午前、ウクライナに軍事侵攻し、首都キエフや各地の軍事施設をミサイルで空爆した。
米国防総省やウクライナ政府によるとロシア軍は3方向から攻撃し、短距離弾道ミサイルなど1000発以上を使用。
ベラルーシとの北部国境や南部クリミア半島との境界から地上部隊が侵入した。
天皇陛下は23日、62歳の誕生日を迎え、皇居・宮殿で祝賀行事に臨まれた。宮殿「松の間」で、皇族方を代表して秋篠宮ご夫妻からごあいさつを受けた後、皇后さまとともに岸田文雄首相らから祝賀を受けられた。岸田首相が「国民一同を代表し、心からお祝いを申し上げます」と述べると、陛下は感謝を伝え、「この機会に国民の幸せと国の発展を願うとともに、友好各国の元首のご健勝と国民の幸せを願います」と言葉をかけられた。
ロシアがウクライナに侵攻したが、欧米諸国は2月24日に打ち出した第2弾の制裁においても、ロシアに深刻な打撃を与える世界の金融機関の国際取引の決済システム、スイフト(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication SCRL)からのロシアの締め出しを行うことができずにいる。
第2弾の制裁になぜスイフトの制裁が含まれていないか問われた米バイデン大統領は、「オプションとしてはあるが、現在の制裁でも十分な効果があり、現時点では全欧州がスイフトからの締め出しを望んではいない」と答えている。
理由は簡単だ。欧米金融機関がロシアに持つ債権の回収が困難になることに加え、決済システムの利用を阻むと欧州連合(EU)諸国はロシアから、天然ガス、原油、石炭の輸入を行えなくなるからだ。