中国の第20回共産党大会で今後5年間の続投が確定した習近平主席は、期間中の報告で「台湾の武力統一」を排除していないと強調してきた。
「中華民族の偉大な復興」を中国人民に示すためには香港同様に台湾を吸収合併する必要があるからだ。
ロシアからバルト海経由でドイツに天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム」と、未稼働の「ノルドストリーム2」の計4カ所で9月末、大規模なガス漏れが発生した。爆発の証拠が見つかり「破壊工作」の疑いが強まっている。寒い冬を前に、ドイツでは犯人捜しと、社会不安が広がっている。ドイツ在住の著述家、ライスフェルド・真実(まさみ)氏が緊急寄稿した。
大規模なガス漏れは、9月26日から29日にかけて見つかった。デンマークやスウェーデン沖の水面下約80メートル付近で起きたとみられる。
NATO(北大西洋条約機構)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は28日、「破壊工作」との見方を示したが、現時点で犯人は不明だ。
第20回中国共産党大会で習近平総書記(国家主席)が「異例の3期目」を決定し、「台湾有事」の緊張感がさらに高まっている。習氏は、施政方針となる政治報告で「祖国の完全統一」を明言したうえ、党規約に「台湾の独立に断固反対し、抑え込む」との文言も盛り込み、武力行使を辞さない姿勢を示した。新たな最高指導部は、習氏の側近など〝イエスマン〟で固められ、習氏の「独裁・絶対的権力」はさらに強固になった。3期目の任期となる2027年までに、台湾侵攻に動く可能性は十分ある。「台湾有事」は「日本有事」に直結するだけに、岸田文雄政権による「抑止力強化」「防衛費増額」は待ったなしだ。
中国の第20回共産党大会で今後5年間の続投が確定した習近平主席は、期間中の報告で「台湾の武力統一」を排除していないと強調してきた。
「中華民族の偉大な復興」を中国人民に示すためには香港同様に台湾を吸収合併する必要があるからだ。
(李 泰炅:北送在日同胞協会会長、脱北医師)
北朝鮮で暮らしていた35年前、私は北朝鮮人民軍4軍団・前線区分隊の砲兵だった。義弟(妹の夫)は北送事業で北朝鮮に送還された在日朝鮮人で構成された「24狙撃部隊」の軍人であった。
1970年8月30日、金日成(キム・イルソン)主席から日本潜伏に対して教示があった。「思想的に良い青年たちを選択し、夜でも、どこでも、潜伏して歩き回ることができる訓練をしなければいけません。(中略)これは、すべて秘密裡にしなければなりません」というものだ。
14億人の中国を支配する7人……、第3期習近平体制の最高指導陣である中国共産党中央政治局常務委員の顔ぶれが発表された。さまざまな予測、噂、リークが飛び交っていたが、中国共産党党大会、一中全会(第1回中央委員会全体会議)後に明らかとなった人事は、ほとんどの予測を裏切る結果となった。
中国共産党指導部には、党大会時点で68歳以上は引退、67歳以下ならば次の党大会まで現役という、「七上八下」と呼ばれる慣例がある。習近平総書記がこの慣例を破って再任することはすでに確実視されていたが、まだ67歳の李克強首相が引退に追い込まれたのはサプライズだ。全人代(全国人民代表大会)委員長など、実権の少ないポストに回されるとの予測が有力だった。