宅配寿司「銀のさら」などを運営するライドオンエクスプレスグループ。同社の江見朗社長は社員教育において〝怒らない経営〟をモットーにしており、「銀のさら」「釜寅」などのグループの店舗数は700店を超えるなど事業は好調だ。江見社長は名門・岐阜高校を卒業後、同級生の中で唯一大学進学はせず、単身ロサンゼルスへ渡米。その後現地で寿司職人として過ごす経験などを経て、いまの仕事に至る。青春時代の経験が、今につながっているという。

江見朗さん(筆者撮影)

 

 今、どんな家庭の郵便受けにも宅配寿司の銀のさら、また釜めしの釜寅のメニューがポスティングされ、利用された読者も多いのではないか。和食でこれだけの規模のデリバリービジネスを築いた、ライドオンエクスプレスホールディングス社長で〝怒らない経営〟でも有名な江見朗さんに岐阜高校在校時について聞かせてほしい――と話を切り出すと、たまたま入学できただけだと、岐阜県が往時敷いていた学校群制度について語り出した。

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