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平均単価2000円超えでも海外で大戸屋が人気なワケ [1)経営・ビジネス]

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 定食専門店を運営する大戸屋が海外出店を加速させている。現在ある114店を約3年後には200店にまで増やす計画で、牛山浩一海外事業部長は「今後はアジア地域を中心に店舗を増やし、海外の割合を全社売上の3分の1(現在約13%)にしたい」と述べ、海外事業の拡大に強い意欲を示した。

試行錯誤続く

ニューヨークタイムズスクエア店

 

 海外の店舗展開は直営とフランチャイズ(FC)方式の2通りがあり、13店舗が直営で101店舗がFCだ。FC店はタイに46店、台湾に38店、インドネシアに15店、上海1店、ベトナム1店などアジア地域中心。直営は香港5店、米国(ニューヨーク)4店、シンガポール3店、タイ1店。売上比率では直営店が80%以上を占め、顧客1人当たりの売り上げ単価も高く、FC店と比較して利益率も大きい。

 海外事業の店舗運営の基本は、最初は直営で行い、同社の運営方針を現地店に十分に伝えて指導を行う。これが軌道に乗った時点でFCに移行させるやり方を踏襲してきた。しかし、ベトナムのホーチミンでは最初からFCで店舗展開したが行き詰まり、7月初めに新たに直営店で出直すことになった。牛山部長は「これまでの経験を生かして、最初からFCで行けると思ったが、やはり無理だった」と反省、試行錯誤が続いている。ホーチミン店については、7月3日にトップが出席してオープンセレモニーを開いて直営店に戻って再スタートする。

 

 

 

 


タグ:大戸屋
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