連載:少子化ニッポンに必要な本物の「性」の知識

古今東西、陰茎の大きさとその形状には男女問わず関心が高いが、日本で巨根の代表者といえば奈良時代の僧侶、道鏡だろう

 世界では巨大な男性器を信仰している地域が数多くある。

 男根信仰とは古代より男性器が多産・豊穣・開運をもたらす呪力を宿すものとして崇拝されてきたもので、日本では古くから金精神と称され、広義では男根の形をした御神体を祀った神全般をあらわすこともある。

 男根の形をした御神体を祀った道祖神(塞の神)と混同されることが多いが基本的に道祖神と金精神は異なる神である。

 古来、男性器は魔除けの呪具であり、生命の源、あらゆる活動の原動力とされ、信仰の対象となっていった。

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