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病死か戦死か暗殺か、謎多き武将、長尾為景の死因とは? [3)日本の歴史]

病死か戦死か暗殺か、謎多き武将、長尾為景の死因とは?

越後の梟雄・長尾為景の野望(後編)
2021.11.5(金)乃至 政彦
富山県砺波市頼成新地内の桜の木の下にひっそりとたたずむ「長尾塚」。為景が一向一揆との戦いで敗れて死亡したとの説により、長尾為景の墓とされる。

(乃至 政彦:歴史家)

越後の梟雄・長尾為景の野望(前編)

生没年不明だった長尾為景

 越後守護代・長尾為景が、文明18年(1486)生まれであることは前回述べた。歴史研究の世界でこれが確定したのは今から4年前のことである。

 では、為景の没年はどうだろうか。

 こちらも長い間不明で、死因すらも明確ではなく、戦死であると記すものが多かった。試しに近世の軍記を見てみよう。『甲越軍記』『管窺武鑑』が天文11年(1542)に越中で討ち死にしたと記しており、『越国内輪弓箭』または『上杉将士書上』や『上杉三代日記』などの宇佐美系軍記は天文7年(1538)に同地で戦死したと記している。ほかの文献では天文5年(1536)に死去したとするものが多く、NHKの大河ドラマ『風林火山』(2007)でも天文5年死亡説を採っていた。

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清和源氏でも平氏に取り入った佐竹氏、頼朝に敗れる [3)日本の歴史]

清和源氏でも平氏に取り入った佐竹氏、頼朝に敗れる

鎌倉殿への道(16)11月5日 頼朝、佐竹氏を屈服させる
2021.11.5(金)西股 総生
鎌倉の源氏山公園に建つ頼朝像 撮影/西股 総生(以下同)

(城郭・戦国史研究家:西股 総生)

鎌倉殿への道(15)10月21日、頼朝と義経、感動の対面
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67345

清和源氏でも地方豪族の道を選んだ佐竹氏

 富士川の合戦で平家軍を「撃退」した頼朝は、宿老たちの進言をいれて常陸へと転進した。佐竹氏を討つためである。佐竹氏は、もともとは頼朝と同じ清和源氏の一族である。

 清和天皇を祖とする清和源氏のうち、頼朝の家系である河内源氏や、頼政の摂津源氏は、畿内を本拠地とし、京で治安警察業務を担当する中下級貴族となった家である。こうした家を「都の武者」とか「軍事貴族」と呼ぶ。

 これに対し、地方豪族として土着するというコースを選んだのが、佐竹氏や上野の新田氏、下野の足利氏、甲斐源氏や信濃源氏の一族である。したがって、同じ源の姓を名乗ってはいても、別に同族として一致団結するわけではない。むしろ、独立した家として、それぞれが勢力を築く意識の方が強い。

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ことなかれ主義は「本気」ではない! [1)経営・ビジネス]

ことなかれ主義は「本気」ではない!

【R&D現場マネジメントの羅針盤⑪】面倒から逃げずに問題解決
2021.11.5(金)JMAC編集部

 前回に引き続き、研究開発(R&D)のプロジェクト管理を話題に取り上げる。今回は、プロジェクトマネジャー(プロジェクトリーダー)にとって重要な基本姿勢を考えてみよう。

「ラクをしたい」を優先していないだろうか

 プロジェクトは千差万別で、ほとんど問題らしい問題が起こらないプロジェクトもあるだろうが、多くの場合、程度の差はあれどプロジェクトには問題があるもの。プロジェクトマネジメントとは、プロジェクトを前に進め、ゴールに到達すべく各種の問題を解決していくことである。

 進捗会議の場で報告を聞くことだけが仕事ではないことは明らかである。動きの悪い人に働き掛けること、思惑の異なる部門の調整をしていくことなど、人間に働き掛けることこそがプロジェクトマネジメントの仕事にほかならない。

 実際、R&Dの現場で プロジェクトマネジメントのコンサルティングをしていると、何らかの"すりあわせ"や"調整"の話題になる。プロジェクトマネジメントとは本質的に関係者を巻き込み調整していくことなのだ。

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台湾軍、グアム極秘訓練で“米台連携深化” 台湾国防相も報道認める 識者「中国も黙っているわけにはいかず…軍事的行動の可能性ある」 [2)世界・軍事]

台湾軍、グアム極秘訓練で“米台連携深化” 台湾国防相も報道認める 識者「中国も黙っているわけにはいかず…軍事的行動の可能性ある

台湾軍は米軍との連携を深めている(Military News Agency提供、AP)
台湾軍は米軍との連携を深めている(Military News Agency提供、AP)

 台湾海軍陸戦隊(海兵隊)が、米グアムで米軍と合同訓練を行っていると、台湾メディアなどが報じた。中国が軍事的覇権拡大を進めるなか、台湾の蔡英文総統は先月末、台湾での米軍の活動を正式に認めたばかり。米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長も3日、米軍の「台湾防衛能力」が「確実に」あると明言した。

 「海軍陸戦隊がグアムで米軍と合同訓練」「国防部長『交流の一環』」

 台湾・中央通信社が運営する日本語サイト「フォーカス台湾」は2日、このようなタイトルの記事を伝えた。一部メディアが報じた合同訓練を、邱国正国防部長(国防相)が認めたという。報道では、隊員40人がグアムに派遣され、水陸両用上陸作戦の合同訓練が行われているという。

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タグ:台湾
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