補正予算が国会で成立した。総額約13兆円になり、デフレの完全脱却と賃上げや投資の活性化を目標にしている。日本経済全体の総需要不足は最低でも10兆円なのでそれを上回る。だが、13兆円のうち基金への支出が4兆円で、このおカネはすぐに経済に回らない。したがって補正予算のうち足元の景気刺激に使える金額は最低水準より下回る。好意的に表現してもわずかに力不足だ。物価高対策に予算をより増やすべきだった。
補正予算が国会で成立した。総額約13兆円になり、デフレの完全脱却と賃上げや投資の活性化を目標にしている。日本経済全体の総需要不足は最低でも10兆円なのでそれを上回る。だが、13兆円のうち基金への支出が4兆円で、このおカネはすぐに経済に回らない。したがって補正予算のうち足元の景気刺激に使える金額は最低水準より下回る。好意的に表現してもわずかに力不足だ。物価高対策に予算をより増やすべきだった。
「年末になっての新党設立が、政党交付金狙いであることは今さら改めて言うまでもないだろう。しかも国民民主党の分裂騒動なんて、本来なら無視していいぐらいの小さな話のはずだ。しかし、バタフライ効果ではないが、このわずかな蝶々の羽ばたきが、最終的には大嵐になってしまう可能性だってないわけじゃない。むしろその予兆が出てきている。今後の展開には要警戒だろう」
自民党のベテラン議員がこう言ってみせる。
フィリピン沿岸警備隊は3日、南シナ海・南沙(英語名スプラトリー)諸島のウィットサン礁付近に中国の海上民兵の船団135隻以上が「不法」に集まっていると発表した。沿岸警備隊の巡視船2隻が海域に派遣され、無線警告を行ったが、反応はなかったという。
同礁はフィリピンのパラワン島から175カイリの沖合に位置し、同国はフリアン・フェリペ礁と呼んで排他的経済水域(EEZ)内としている。中国名は牛軛礁。
日本の沖縄県・尖閣諸島周辺にも、この船団が来る可能性があることは警戒しなければならない。
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[>]既に手遅れか?今や実効支配は中国・・
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故キッシンジャー米元国務長官は、「国際政治における巨人」だった。半世紀以上にわたって米国の外交政策をリード、その影響力は各国にも浸透していただけに、全世界から哀悼、惜別の表明が相次いでいる。
ベトナム和平への道筋、米中関係の革命的な転換など、その功績は多大というべきだろうが、人権無視の現実外交などと「負の評価」も少なくない。
わが国においてキッシンジャー氏を語るとき、忘れられないのは、1971年に日本の頭越しに行われた米中接近での電撃訪中だ。わが国外交にとって、長年のトラウマとなった、あの事件だ。
氏の死去を機会に、キッシンジャー外交から日本が得た教訓に思いを致し、自省してみるのも悪くない。