このコラムを連載するようになって1年が経つ。『ザ・ジャパニーズ3.0(昭和、平成、令和)』という変わったタイトルの下、日本人のユニークさを炙り出そうとしてきた。ある時はお金の教育の話であったり、ある時は夢やオポチュニティ(機会)の話であった。そして今回、連載が決まった時から書きたいと思っていたトピックをとうとう書くことにした。

 それは日本人にとっての英語である。我々日本人は中学、高校、大学とそれなりの時間を使って英語の勉強をさせられる。2020年からは小学校でも英語学習が必修となり、日本人が英語と向き合う時間はますます増えている。しかし英語の能力を問われると、「読むのは読めるが、書くのは苦手、話すのはもっと苦手」という人が多い。なぜこれほどの時間をかけて勉強してきて、英語が話せるようにならないのであろうか?

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