【直球&曲球】葛城奈海 伝統文化に根付いた日本のSDGs [2)伝統・文化]
【直球&曲球】葛城奈海 伝統文化に根付いた日本のSDGs
「木は生育の方位に向けて使え」「木組みは寸法でなく木の癖で組め」。宮大工の師匠から弟子へと口伝で継承されているという言葉の数々にうなった。
木材は育った環境で性質が決まる。法隆寺の柱の写真を見せつつ、「節がいっぱいあるということは、それだけ枝が出て葉が茂っていたということ。つまり南側。普通こんなに節だらけの材は使わないのだけれど、あえて建築の南側に使った。逆に、北側の柱には節がまったくない」「檜(ひのき)は伐(き)られてから200年かけて強くなり、その後1000年かけてゆっくり弱くなる。だから法隆寺の檜と、今伐った檜は、ほぼ強さが同じ」。
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