「アイヌ支援法案」に北海道の工芸家ら慎重審議求める 希望の党・中山議員らと面会
政府が15日に閣議決定した「アイヌ民族を支援する新法案」について、アイヌの血を引く北海道の工芸家、砂澤陣(じん)氏らが20日、希望の党の中山成彬衆院議員ら同党議員と面会し、慎重な国会審議を求めた。
同法案は、アイヌ民族の地位向上などを目指して「先住民族」と初めて明記し、アイヌ文化の維持・振興のための交付金制度創設を盛り込んだ。
砂澤氏は「(アイヌは)1000年以上前から混交が進み、明治中期から昭和期には明確な定義ができないとされている」「アイヌも同じ日本人。特権を与えることで、逆差別になりかねない」などと問題点を語った。
中山氏は「国が問題点を本当に理解しているのか疑問だ」とコメントした。