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議員を「先生」と呼ぶのはもうやめよう

議員を「先生」と呼ぶのはもうやめよう

とても“尊敬”できない国会議員の行状
2021.2.23(火)筆坂 秀世

(筆坂 秀世:元参議院議員、政治評論家)

「先生」と呼ぶから思い上がってしまう

 2月19日にテレビ東京で「今野敏サスペンス 警視庁強行犯係・樋口顕」というドラマが放送された。私は今野敏氏、堂場瞬一氏、横山秀夫氏の警察小説・推理小説が大好きで恐らくほとんどの作品を読んでいる。ドラマ化されればかならず見るようにしている。

 2月19日放送では吉田栄作さんが野党の代議士役で出演していた。その吉田さんが警察に事情を聞かれる場面で若い女性刑事が「先生」と呼んだところ、間髪入れずに「先生と呼ぶのは止めて下さい」というセリフがあり、思わず膝を打った。

 私は共産党の参院議員をしていたが、共産党では衆院議員であれ、参院議員であれ、議員同士で「先生」と呼ぶことはまったくなかった。秘書も議員を「先生」とは呼ばなかった。共産党議員は他党議員も「先生」と呼ぶことは、ほとんどないと思う。国会議員も、地方議員も「先生」などではないからだ。

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タグ:国会議員
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米国を団結させられるのは中国だけ

米国を団結させられるのは中国だけ

外敵の脅威、巨大な規模と異なる統治モデルが条件
2021.2.23(火)Financial Times

(英フィナンシャル・タイムズ紙 2021年2月17日付)

カルタゴを滅ぼしたローマは分断と対立に向かった(写真はカルタゴ遺跡)

 米国の南北戦争における最初の戦いの一つは、ミズーリ州のカーセッジという町の近くで行われた。

 運命のいたずらか、その町のつづりは「カルタゴ(Carthage)」と同じだ。

 南北戦争より2000年ほど前、ローマ人は本家カルタゴを略奪したが、その後の平和の時代にローマ人同士が対立することになった。

「メトゥス・ホスティリス(外敵の脅威)」が共和政ローマの団結を維持した――米国建国の父たちのお気に入りだった歴史家サルスティウスはそう記している。

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タグ:米国
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