(杉江 弘:航空評論家、元日本航空機長)
機内で未知の高致死率ウイルスが拡散されたら・・・
航空機内という密室状態の中で、致死率の高い新型ウイルスが拡散されたら一体どうなるのか?
乗客乗員が次々と感染し、パイロットも死亡したら墜落という最悪の結果をもたらす可能性があるなか、パイロットやCA(客室乗務員)、それに医師、警察などはどう対応すべきか、何も決められていない。乗務員や地上での対策本部もどうしたらいいのかわからず、人々はパニックに陥ることだろう。このようなバイオテロの懸念を描いた航空映画『非常宣言』が公開された。