【日本の解き方】中国は国際社会の「無法者」 サラミスライス戦略で侵食、東シナ海めぐり日本挑発 一気に来る有事への警戒を [❶国 防]
【日本の解き方】中国は国際社会の「無法者」 サラミスライス戦略で侵食、東シナ海めぐり日本挑発 一気に来る有事への警戒を
中国が連日、日本周辺に接近している。岸田文雄政権は防衛力強化の方針を決めたが、有事の備えには何が必要か。
中国が日本を挑発しているのは、尖閣周辺の中国船だけではない。防衛省は1日、中国軍のWZ7偵察型無人機1機が同日午前から午後にかけ、沖縄本島と宮古島の間を抜け、東シナ海と太平洋を往復したと発表した。同機種の飛行確認は初めてだという。
中国は少しずつだが確実に日本を侵食している。2000年ごろから、「核心的利益」という表現で、ウイグル、南シナ海、香港、台湾、尖閣を完全に自国領土とするという主張をしている。内陸のウイグルでは民族浄化とも見間違うかのような政策を展開してきたが、南シナ海では徐々に領有権拡大を図ってきた。つまり、時間をかけることで大きな戦略的変化になる小さな行動のゆっくりした積み重ねを繰り返してきた。
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