【有本香の以読制毒】自民党の「再赤化」に警戒せよ! 都議選敗北でうごめき始めた面々…“90年代の愚”を繰り返すのか?
先々週の本コラムで、自民党幹事長室からのクレームらしき「通知書」に返信をしたが、先方からは何ら反応はない。理由は、静岡県熱海市で起きた土石流災害対応での多忙ではなく、この1週間に起きた別の2つの出来事のせいであろうと拝察する。
その1つは、1日発行の月刊誌『正論』(産経新聞)8月号に、自民党の長尾敬衆院議員の「激白」が載ったことだ。
長尾氏の語りおろし稿には、筆者が本コラムで、林幹雄幹事長代理の発言だと書き、幹事長室が「事実ではない」と文書で伝えてきた、「こういうの(ウイグル問題)興味ないんだよね」の裏付けともとれる一文がある。長尾氏の語りでは「誰の発言か」を表す主語が抜けているが、文脈から林氏の言葉と読み取れる。
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