【日本の解き方】日銀がサプライズ利上げ決定 防衛増税と並ぶ誤った政策だ 「失われた20年」の再来になる [❸政 策]
【日本の解き方】日銀がサプライズ利上げ決定 防衛増税と並ぶ誤った政策だ 「失われた20年」の再来になる
日銀は20日の金融政策決定会合で、長期金利の上限を従来の0・25%程度から0・5%程度に引き上げることを決めた。事実上の利上げとなる。これを受けて株式市場は急落し、急速な円高が進んだ。
決定会合前の17日には、岸田文雄政権が、日銀との共同声明を改定する方針を固めたと報じられていた。報道の中に、「日銀は2%の物価上昇目標に縛られて身動きできず、急激な円安と歴史的な物価高を誘発するなど、このところ、金利を極めて低い水準に抑え込む大規模な金融緩和の弊害が目立っている」という趣旨の文がある。ここに共同声明を改訂したい側の思惑が透けて見える。日銀の利上げはこうした動きを先取りしたものとみられる。
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