「責任重い」安倍元首相銃撃、警察庁長官が異例の発言 検証チーム設置、8月中にも結論
安倍晋三元首相が銃撃され、死亡した事件を受け、警察庁の中村格長官は12日の記者会見で「都道府県警を指揮監督する警察庁長官としての責任は誠に重い」と述べた。長官が個別の事件で責任を認めるのは異例。警察庁は同日、警護に関する「検証・見直しチーム」を設置し、8月中に検証結果を取りまとめる。
中村長官は会見で、責任や進退を問われ「今の段階で私が果たすべき責任は、検証と見直しの作業に全身全霊を向けること」と述べた。
警察庁によると、チームはナンバー2の次長をトップとし、警備局や長官官房の幹部らで構成。検証と見直しに担当を分ける。制服・私服警察官の人数や後方の配置といった態勢のほか、都道府県警に対する警察庁の関与の在り方を問題点として検証する。
また、二之湯智国家公安委員長は「要人の警護警備に責任を持つ警察を所管する大臣として非常に重く受け止めている」と話した。
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