習近平国家主席は先週、マクロン・フランス大統領との会談で、ロシアのウクライナ侵攻以来、中国の最高指導者として初めて明確な言葉を口にした。
「ウクライナ情勢は非常に悩ましい。中国は、欧州大陸で戦火が再燃したことに深い痛惜の念を感じる」
攻撃開始当初はロシア寄りをにじませた中国だが、最近では王毅外相が記者会見で停戦の仲介に前向きな言葉を漏らすなど、中立へシフトし始めたとの観測も広がっている。
米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は上院公聴会で「習近平国家主席が動揺している」と述べている。中国にとってここまでの戦争長期化は想定外だっただろう。
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