政府による一時休業命令によりシャッター街になった(筆者撮影、以下同)

 オミクロン株が香港を襲っている。2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の体験を生かして新型コロナウイルスを抑え込んできた香港だが、2022年に入りオミクロン株による感染爆発を引き起こし、医療がひっ迫するまでに追い込まれた。香港政府は中国政府の方針に従って「ゼロコロナ」政策を推進しているが、「ウィズコロナ」も模索してきた。中国もいずれはウィズコロナに転換しなければならないため、香港がその実験場になる可能性がある。(高橋 清:香港在住ジャーナリスト)

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