あらためて羽生結弦の素晴らしさに魅了された人は多かったのではないか。20日に閉幕した北京冬季五輪のフィギュアスケート男子シングルは4位。3連覇の期待がかかった中、人類初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ=4A)に果敢に挑戦し、国際スケート連盟(ISU)からジャンプの種類として世界で初めて認定されたものの、転倒して成功には至らず3連覇を逃した。

メダルを逃すも、「王者」たる生き様を見せた羽生結弦(新華社/アフロ)

 ショートプログラム(SP)で8位と大きく出遅れながらもフリーで巻き返して見事に4位入賞を果たした。素直に称賛されるべきであろう。

 幼少時から夢として描いていた五輪2連覇をソチ、平昌の舞台で達成。次に思い描いたロマンこそが史上初となる4Aの成功であった。

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