昨年秋から北朝鮮の超音速ミサイルの発射が続いている。一連の打ち上げを見ていると、迎撃を難しくする技術の開発を目指していることは明白である。極超音速ミサイルは、その典型的なものであるが、同時に一つの型のミサイルに絞ることなく、多くの種類のミサイルを同時開発していることも大きな特徴である。

北朝鮮によるミサイル発射が昨秋から続いている(AP/アフロ)

 現在米朝交渉は停滞しているが、その米国の気を引くためか、また、交渉に入るために多くのメニューを持っていることを示すためか、北朝鮮の行動はなかなかしたたかである。また、北京での冬季オリンピック期間中は中国への遠慮も必要になることから、閉幕後にまた動き出す恐れもある。

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