米国の強襲揚陸艦「キアサージ」へ海兵隊の訓練用資材を運ぶホバークラフト(1月19日、米海兵隊のサイトより)

力なき外交は無力である

 ロシア軍によるウクライナ侵攻の懸念が高まっている。

 ロシアはウクライナ侵攻の意図を否定し、部隊撤収の演出も始めたようだが、ウクライナとの国境付近に依然15万人を超える部隊を集結させ、軍事的緊張を高めている。

 欧州安保協力機構(OSCE)のマイケル・カーペンター米国大使は2月18日、ウクライナ周辺に展開するロシア軍部隊について「1月30日時点では約10万人だったが、恐らく16万9000~19万人に達している」と述べた。

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