【湯浅博の世界読解】中国の「戦略的好機」を覆すか 米国の国家防衛戦略、中国を「最も重大な脅威」 [2)世界・軍事]
トランプ米大統領の対中政策は、右に左に激しく揺れてとらえどころがない。大統領選中は、中国に対する45%の関税や世界貿易機関(WTO)からの離脱をちらつかせて脅していたが、さすがに実行にまでは至らない。貿易でも安全保障でも、2国間の取引なら勝てると考えてか、多国間の協調を否定する。
だが、やがて米国だけでは抑止できない時代が到来するかもしれない。
米海軍大学の予測によれば、中国海軍は2030年までに430隻以上の水上艦と、100隻の潜水艦を保有すると見込まれる。これに対して米海軍は、トランプ政権が273隻から350隻に提案しているものの、米国単独ではいずれ追いつかなくなる(Politico Magazine)。
タグ:米国
2018-01-25 06:57
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