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【正論】「中国の夢」は帝政回帰か 毛沢東主席を見習う習近平主席が清帝国の版図に君臨、華夷秩序の復活を夢とするのは当然だ 東京大学名誉教授・平川祐弘

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【正論】「中国の夢」は帝政回帰か 毛沢東主席を見習う習近平主席が清帝国の版図に君臨、華夷秩序の復活を夢とするのは当然だ 東京大学名誉教授・平川祐弘

東京大学名誉教授・平川祐弘

 

≪維新に奮い立った指導者たち≫

 「明治維新は中国革命の第一歩」と孫文は言った。日本が西洋を範として近代国家建設に勤(いそ)しむや、アジアの若い指導者はそれに刺激された。中国の康有為、朝鮮の金玉均、フィリピンのアギナルド、ベトナムのファンボイチャウ、インドのネルーらは列強の絆を脱すべく奮い立った。どうか自国も日本並みの独立国にしたい。

 そんな19世紀末、湖広総督張之洞(ちょう・しどう)(1837~1909年)は『勧学篇』で説いた。「出洋の一年は西書を読むの五年に勝る。これ百聞一見に如かずという説なり。外国の学堂に入れるの一年は、中国の学堂の三年に勝る。日本は小国のみ、何ぞ興(おこ)るの暴(にわ)かなるや。伊藤、山県、榎本、陸奥の諸人は、みな二十年前出洋の学生なり。その国、西洋の為めに脅かさるるを憤り、分れて独、仏、英の諸国に詣り、或は政治工商を学び、或は水陸兵法を学び、学成りて帰り、もって将相となり、政事一変し、東方に雄視す」

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タグ:中国
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