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【黒田勝弘のから(韓)くに便り】父を越えられなかった朴槿恵氏 不幸招いた“家族への情”

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2016.11.27 16:27

【黒田勝弘のから(韓)くに便り】父を越えられなかった朴槿恵氏 不幸招いた“家族への情”

1976年、崔太敏氏(右)が主導する団体を訪問し、会話を交わす朴正煕大統領(当時・左)と朴槿恵氏(提供写真・共同)

 朴槿恵(パク・クネ)大統領が今回の“崔順実(チェ・スンシル)スキャンダル”の主、崔順実と関係ができたのは、彼女の父・崔太敏(テミン)牧師と親しかったからだ。1974年、母がテロの流弾で亡くなったとき、崔牧師から癒やしの手紙をもらったのがきっかけだった。20代前半で母を失った朴槿恵氏の心の隙間に、崔牧師が入り込んだのだ。

 韓国マスコミによると崔牧師は“呪術師”的で詐欺、横領などよからぬウワサがあったため、当時の情報機関のトップが背後調査の結果を父の朴正煕(チョンヒ)大統領に報告し注意を促した。しかし朴正煕は「クネがねえ…」といって黙認してしまった。娘への“情”からである。

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タグ:韓国
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