11月26日、日中韓外相会議の前に写真撮影に応じる(左から)日本の上川陽子外相、韓国の朴振外相、中国の王毅外相=韓国・釜山(写真:共同通信社)11月26日、日中韓外相会議の前に写真撮影に応じる(左から)日本の上川陽子外相、韓国の朴振外相、中国の王毅外相=韓国・釜山(写真:共同通信社)

(武藤 正敏:元在韓国特命全権大使)

中国と日韓との隔たりが明白に

 11月26日、釜山で2019年8月以来4年ぶりとなる日中韓外相会議が行われたが、具体的な成果を上げることができず終了した。今回の3カ国外相会議は、一方的な主張を続ける中国と日韓の隔たりが露呈した会談だった。

 外相会議の最大の期待は、19年末を最後に途絶えている首脳級の「日中韓サミット」の年内開催合意であった。しかし、会談では「なるべく早期で適切な時期の開催」を確認するに留まった。韓国の趙太庸(チョ・テヨン)国家安保室長は、メディアに対し「年内に(3カ国首脳会談を)開催するのは容易ではなさそうだ」と述べた。

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[>]マジなのか[?]

遠交近攻は外交の基の字

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