金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記率いる北朝鮮が、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの大規模戦闘で不安定化する中東情勢で「暗躍」している。韓国の情報機関「国家情報院」が、正恩氏がハマスへの支援策を探るよう指示したとの分析を明らかにしたのだ。北朝鮮は、ウクライナ侵攻で苦戦するロシアに兵器や100万発以上の砲弾を供与したとされる。国連安全保障理事会の制裁対象である北朝鮮が、ハマスやロシアへの軍事的関与を強めることは、国連の権威を貶め、両地域の混乱の長期化につながりかねない。台湾や朝鮮半島への影響も懸念される。識者は、極東地域における日本の責任が重くなると指摘する。
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