(英エコノミスト誌 2023年9月30日号)

2022年8月、米国のナンシー・ペロシ下院議長(当時、左)が台湾を訪問、蔡英文総統と会談したことに中国は猛反発した(写真:ロイター/アフロ)

総統選挙を控え、台湾の有権者に最大の脅威は米国だと思わせるのが狙い

 台湾の有力紙「聯合報」が7月、どこからか漏洩した政府の秘密会合の議事録だとされる文書に基づく記事を掲載した。

 記事によると、台湾の国防省が運営する研究所で生物兵器を製造してほしいとの要請が米国からあったという。

 台湾と米国の当局者はこれを否定した。

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