水道水から目標値を超える有機フッ素化合物(PFAS=ピーファス)検出――。今年に入り、こんな報道を目にする機会が増えた。

 8月中旬にも、岐阜県各務原市で水道水の水源から暫定目標値を超えるPFASが検出されたとして、市長が会見する様子がニュースで報道されていた。こうしたニュースに触れると、自分の居住地でなくても、水道水の安全性に疑問を抱く人もいるのではないだろうか。

(Liudmila Chernetska/gettyimages)

 水道水については、かつて「薬くさくて飲めない」など品質が問題になった時代もあった。今は高度浄水処理の導入によって、おいしさという点でも高い評価を得るようになっているが、安全面はやはり気になる。改めて水道水の安全、そして品質について考えてみたい。

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