(英エコノミスト誌 2023年3月25日号)

モスクワで中露共同声明に署名した両国のトップ(3月21日、写真:新華社/アフロ)

たとえ何らかの効用をもたらすとしても、中国の取引本位の外交には本物の危険が潜んでいる。

 中国の習近平国家主席ほどの大物でなければ、居心地の悪い思いをしたかもしれない。

 先日モスクワを訪れてウラジーミル・プーチン大統領と会談した際、戦争犯罪の容疑で逮捕状が出ている相手と夕食を取りながら「平和共存とウィン・ウィンの協力」について語ったのだから。

>>続きを読む