南北朝鮮が2日連続で砲撃 米韓両軍、多連装ロケット砲など発射訓練 警告する北朝鮮、海上へ82発の砲撃
韓国軍当局者によると、米韓両軍は6日、前日に続き南北軍事境界線に近いソウル北方の江原道鉄原で多連装ロケット砲などの発射訓練を行った。これに対し北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は同日夜、米韓に警告する目的で海上へ向け82発の砲撃を行ったと表明した。
韓国軍は、北朝鮮は東部の日本海沿岸から100発超を発射したと説明。韓国が海上の境界と主張する北方限界線(NLL)の北側に位置し、2018年の南北間軍事合意で砲撃が禁じられている海域に砲弾が落ちたため合意違反だと北朝鮮を非難した。北朝鮮も、米韓の演習は境界線付近での軍事行動を禁じた合意違反だと主張した。
北朝鮮は5日午後にも、日本海と黄海に向け計130発余りの砲撃を行い、米韓の訓練に対抗した警告目的だと表明。米韓が境界線付近での訓練で軍事圧力をかけ、反発した北朝鮮が威嚇の砲撃を行って緊張が高まる事態が繰り返されている。
韓国軍は、北朝鮮の5日の砲撃も軍事合意に違反する海域に砲弾が落ちたとしている。(共同)
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