勇壮「ふとん太鼓」が3年ぶりに繰り広げられる 堺・百舌鳥八幡宮の月見祭 [2)伝統・文化]
産経ニュース
勇壮「ふとん太鼓」が3年ぶりに繰り広げられる 堺・百舌鳥八幡宮の月見祭
座布団を積み重ねたような形に見える堺名物「ふとん太鼓」を担ぎ出す月見祭が10、11日、3年ぶりに堺市北区の百舌鳥八幡宮で行われた。周辺各町のふとん太鼓が境内を練り歩き、久しぶりの熱気あふれる雄姿に多くの見物客がわいた。
百舌鳥八幡宮の例大祭に合わせ、地元9町が五穀豊穣(ほうじょう)を願い、ふとん太鼓を奉納している。現在は各町が大小2基を所有しており、計18基で祭りを盛り上げた。
重さ約2トンの太鼓台を約60人の担ぎ手で持ち上げると、高さは4メートルほどに及ぶ。ふとんから吊るされた房を力強く揺らすことが見せ場の1つ。太鼓の音と「ベーラ ベーラ ベラショッショイ」のかけ声で境内を往来した。
新型コロナウイルス禍を乗り越えて実現。祭礼を取り仕切る今年の年番長を務めた土塔町の冨田恒男さんは「伝統を守るためにも続けることが大事だと改めてわかった。多くの人に助けられ、開催にこぎ着けられた」と話した。
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