コロナ飲み薬来週にも承認申請へ 国内製薬会社としては初めて 塩野義社長「良い手応え」
塩野義製薬の手代木功社長は7日、開発中の新型コロナウイルス感染症の飲み薬について、来週から再来週にかけて承認申請する可能性があると明らかにした。臨床試験(治験)の途中段階の結果について「非常に良い手応えを感じている」と述べた。承認申請すれば、国内の製薬会社の新型コロナ飲み薬としては初めてのケースとなる。
同社は3段階ある治験のうち2段階目の治験結果を近く取りまとめ、「条件付き早期承認制度」の適用を求める意向。実用化の時期は「国の判断次第」としつつも、2月末から3月上旬の供給開始を視野に入れているとした。2月末に40万~50万人、3月末までに100万人分程度の提供が可能だという。
開発中の薬はウイルスが人の体で増殖するのを防ぐと考えられている。軽症から中等症の感染者の服用が想定されており、重症化のリスクがあるかどうかにかかわらずに使えるのが特徴だ。
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