【軍事のツボ】テロ対策特殊装備展からみえる安全保障の“盲点”
ボストンダイナミクス社のロボット「Ｓｐｏｔ」
国内唯一のテロ専門展示会「テロ対策特殊装備展‘２１（ＳＥＥＣＡＴ）」が１０月２０～２２日、東京・青海で開かれた。新型コロナウイルスの感染で例年より規模は縮小されたものの、自衛隊、警察、消防、政府・自治体関係者らが熱心に出展者の説明やセミナーなどに耳を傾けた。一般には非公開の同展だが、同時に開催された公開の展示会「危機管理産業展（ＲＩＳＣＯＮ）２０２１」とともに内容をみると、安全保障や危機管理上の“盲点”が浮かび上がる。
■ドローンの運用に穴
ＳＥＥＣＡＴでは、安く、手軽に飛ばせ、爆発物を含めいろいろなものを搭載できる特性を背景に、ドローン（空中無人機）に関する展示が最も目立った。
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