首都圏、酒類提供「再停止」も 「抜け駆けしたもの勝ち」状態 自治体で基準まちまち…専門家「エビデンスないことの裏返し」
東京都の新型コロナ感染がリバウンド状態となるなか、政府から飲食店の酒類提供を再停止する案が出ている。各自治体は人数や時間制限を行っているが、要請に従わない事業者も多く、「抜け駆けしたもの勝ち」の状態だという。再び酒類提供を停止したら、真面目な業者がますます苦境に陥る恐れがある。
◇
東京の27日の新規感染者は386人で、20代と30代が計182人と半数近くを占める。65歳以上の高齢者は26人だった。直近7日間の平均は477・4人で、前週比123%だった。
繁華街の人出が増加しており、西村康稔経済再生担当相は25日、「感染が拡大し、病床が厳しくなれば酒類の提供を再び停止することも考えないといけない」と述べた。
コメント 0