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【大場一央の古義解~言葉で紡ぐ日本】(30)徳川光圀 強靱な「個」水戸学の母胎形成 [3)日本の歴史]

【大場一央の古義解~言葉で紡ぐ日本】(30)徳川光圀 強靱な「個」水戸学の母胎形成

 神儒を尊んで神儒を駁(ばく)し、仏老を崇(あが)めて仏老を排す『梅里(ばいり)先生墓誌銘』
 「水戸黄門」として親しまれている徳川光圀(1628~1701)は、水戸藩(現茨城県)を「思想の藩」として運命づけた人物である。
 光圀は、側室の子として生まれた。懐妊時、初代藩主、頼房から堕胎を命じられたこともあり、家臣によって秘密裏に養育された。ただ、頼房は光圀の存在を知るや、病弱であった兄、頼重を差し置いて跡継ぎとした。このような生い立ちから、自身の存在に後ろめたさを感じて育った光圀は、長じるにつれて放蕩(放蕩)無頼を重ねるようになり、傅役(もりやく)が切腹して諫(いさ)めようとしたこともある。
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