(kropic/gettyimages)

 カリフォルニア州のコロナウィルス罹患数は依然として米国でトップ、その累計は8月23日現在で66万7140人、うちロサンゼルス郡が23万1695人となっている。ロサンゼルスでは1日平均で2000~3000人ペースの増加が続いている。

 この状況の中、今カリフォルニア州から離れて他州に移住する人が増えている、という。子供を持つ世帯ではいつまで学校閉鎖が続くのか分からない、子供の教育面から他州できちんと学校に通える環境を与えたい、という理由が多い。さらに仕事を失い、生活費が比較的高い同州からより安い地域へ、というのも大きな動機だ。一方で、コロナウィルス対策に不満を持つ富裕層の流出も増えているとされる。

 筆者の友人夫婦も最近テネシー州への移住を決めた。彼らによると「ここにいても外食もできない(一部レストランでは屋外に限定してのサービスも行っているが、基本はテイクアウトやデリバリーが中心)、映画も見られない、ショッピングもできない」という。テネシーでは普通にレストランで食事が出来、小売店も開いている。しかも住宅価格は同程度の物件でカリフォルニアの半分以下だという。

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