今回はイラストレーターで、作家の森伸之さん(59歳)を取材した。1985年に発売され、ロングセラーとなった「東京女子高制服図鑑」(弓立社)の著者である。

 大学在学中に、高校2年から取り組んでいた女子高生の制服のイラストを描くことを本格化させた。5年以上の歳月をかけ、150校ほどの私立高の女子生徒の制服のイラストを描きためたのが、「東京女子高制服図鑑」だ。当時、この類の本がなかったこともあり、ベストセラーとなる。

 1994年に「東京女子高制服図鑑」の改訂版シリーズを終えた後も、年に1~2冊のペースで、イラストを主体とした本を出し続ける。「「制服図鑑」通信」(弓立社)、「ミッションスクール図鑑」(扶桑社)、「アンナミラーズで制服を」(双葉社)、「東京路上人物図鑑」(小学館)、「OL制服図鑑」(読売新聞社)、「私学制服手帖―エレガント篇」(みくに出版)、「平成女子高制服クロニクル」「女子校制服手帖」(河出書房新社)などだ。

 現在は、「週刊ポスト」(小学館)で連載「ふらっと歴史建物探訪」「街のツボ」を毎週描く。制服も描き続け、今や女性の制服を描かせると、第一人者と呼ばれるほどだ。

 森さんにとっての「使えない上司、使えない部下」とは…。

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